城山の句碑

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稲城城山公園の句碑

 
城山には三ヶ所に句碑が立っています。
1、テニスコート脇(三和寄り)草堂句碑
2、テニスコート脇(水飲場の近く、山寄り)桃源句碑
3、池のほとり(中央図書館の上、山寄り)桃崖句碑

1、草堂句碑

(表)鶯や馬も外出をよろこべる    草堂
(裏)稲城市制二十周年記念

馬場草堂(1906~1974):明治39年、稲城村平尾、農業・小泉房吉の六男として生まれる。
昭和2年上京して、郵便局に勤め、昭和20年に退職(立川局主事)。以降、家業の農生活に入る。
句歴は昭和4年、「草」の上林白草居の指導を受け、8年「草」同人。昭和28年第2回「草」作家賞受賞。
昭和43年句集「多摩の横山」刊行。没後、遺句集「続多摩の横山」が世話人会より発行される。
 草堂十句は次の通り。

   出荷葱洗ひて仕事始めとす
   麦踏んで農の孤独を愛しけり
   孫抱いて高勝寺様梅案内
   鳥雲に黒板うづむ農事メモ
   闇祭すみし府中は大朝寝
   大欅むさしのぶりに初幟
   横山の色鳥あそぶ庭木かな
   茶の花や市制記念の農具展
   百姓にして笛師たり里神楽
   短夜の点滴時をうつ如し(辞世の句)

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